後編として、開封の儀と、使ってみての米国版との違いなどを書いてみます。
開封の儀
Amazonから荷物が届いたので、さっそく開封。
こんな感じの箱です。アメリカ版と基本的には同じですが、説明や対応企業などが、ちゃんと日本版になっています。
箱の上部から開けます。ツマミのような部分を持って、ズズッと引き出すように取り出します。
中身を全部出したところ。マニュアルなんかは本当にペラペラです。最初の接続の説明ぐらいで、あとは基本的にはアプリの画面とechoがしゃべってくれる内容にしたがって初期設定を進めて行くだけです。
alexaアプリを起動し、画面の指示に従ってecho自体のWiFiにつなぎます。接続すると、画面が自動的に切り替わるので、家庭で使っているWiFi の接続情報を設定します。
テスト接続が成功すると、セットアップ完了となります。
「アレクサ」と呼びかけることで本体上部のリング状のライトが青白く光り、反応していることが分かります。ですが、別に反応を待たずにしゃべりきってしまって大丈夫です。
「アレクサ、今何時?」とか「アレクサ、タイマーで5分測って」とかしゃべることでやり取りできます。
音楽に関しては、狙いどおりの曲をかけるのはまだまだ難しいですね。着メロバージョンやインストゥルメンタルなどの複数バージョンあるとき、残念な結果になります。
曲名などを一覧から選んだり、細かく指定するようなときはアプリのGUIを使うのが適していますね。
ボイスコントロールにもGUIにもそれぞれ長所があるので、無理にすべてを音声でやろうとするのがそもそも間違いなのでしょうね。
ちょっとしたことを手を使わずに「ながら」で実現できるのはかなり便利で、スマートホームとの相性は良いと思います。
米国版と比べてみて
さて、日本に上陸したAmazon Echoとalexaですが、もともと持っていて使っていた米国版とは、違いがあることに気づきました。
- 個人の音声識別がまだ使えない
- 設定リストが少ない
- 動画サービスが選べない
などなど。
個人の音声識別が使えない
米国版では、家族で使う場合などに個々人の声を学習させておき、識別することができます。これにより、「私のカレンダーに登録して」や「私のタスクに追加して」というだけで、それぞれの予定やタスクに追加できます。
また、ショッピング機能を特定のユーザーの発話に限定することもできて、子供やテレビによる誤発注を防止できます。
設定項目が少ない
米国版と比べると、使えない機能や設定がいろいろあります。
上は日本版です。メニューを開くと、ミュージック〜スマートホームの4つのコントロールが可能です。
同じ画面を米国版で見てみると、[ルーチン]という項目があります。これは、一連のアクションを事前に登録しておき、一括で呼び出せる機能です。
例えば、[出かける]のルーチンとして、天気予報と交通状況をアナウンスし、テレビと照明をオフにする、と設定しておけば、出かけるのルーチンを呼び出すだけで、これらを全て実行してくれます。便利。
[設定]メニューを開いたときも、こんなにいろいろな項目がありますが、[交通情報]など、日本版ではまだ表示されていない項目があることが分かります。
日本版でも順次使えるようになると思いますので、今後に期待ですね。
動画サービスが選べない
個人的にはこれが痛かったです。我が家ではKindle Fire TVを愛用していて、echoから音声で操作したかった。。
こちらは日本版の[ミュージック&本]メニューを開いた画面。現時点では、選べるのはミュージックのみ。
こちらは米国版アカウントの場合。ビデオ、ミュージック、本の3つのタイプのメディアに対して設定やコントロールができる。
まだまだこれから
米国版を触っていた自分にとっては少し残念な状況です。リストなどはToDoistアプリと連携するようにしていたので、日本版で出来ないとなると、面倒です。
とはいえ、ずっと対応されないということは無いと思うので、対応されるのを待つことにします。
GoogleHomeが日本でリリースされたので、Amazon Echoも予定を繰り上げてリリースをしたのではないでしょうか。なので、最低限の機能しか使えないのかなぁと。たぶんですが。
日本より1カ月ほど早くリリースされたインド版は、このあたりどうなんでしょうかね??
Amazon Echo (Newモデル)、チャコール (ファブリック)
- 出版社/メーカー: Amazon
- 発売日: 2017/11/15
- メディア: エレクトロニクス
- この商品を含むブログ (3件) を見る