会計に関する用語を何回も調べているので、ここらでメモ代わりに整理しておくことにします。
限界利益
売上高から変動費をひいた部分。 限界利益 = 売上高 - 変動費
「限界」ということばは、「ギリギリ」という意味ではなく、「一単位増えるごとに」という意味合いなので注意。 「貢献利益」ということもある。
粗利(売上総利益)
売上高から売上原価をひいた部分。
限界利益と似ているが、限界利益は変動費のみをひいたもの。粗利は、変動費と固定費を一部含めた売上原価をひいたもの。
具体的には、製造に関わる人件費などがひかれる。
営業利益
限界利益から固定費をひいたもの。本業の利益ともいう。
営業利益 = 売上高 - (売上原価 + 販管費) 営業利益 = 限界利益 - 固定費
限界利益が無い状態では、いくら効率化をはかっても儲からないと言える。
(新規事業では、限界利益が出るところまで事業のあらゆる側面でチューニングする必要があるということ)
限界費用
生産量が一単位増えたときに増加する費用。ひとつあたりの変動費と捉えるとよい。 ソフトウェアのライセンスビジネスの場合、限界費用がほぼゼロになる。
P/Lを5つの箱で見る
https://news.yahoo.co.jp/byline/kandatoshiaki/20201130-00210279/ こちらのサイト。
P/LはProfit and Loss statementの略で、損益計算書のこと。 B/SはBalance Sheetで貸借対照表のこと
P/Lはある一定期間の間に得られた売上から、かかった費用をひいた差をもとに、損益を計算する表。 期間の概念を持っている。(2020年度のP/Lなど)
BSは、ある時点で持っている財産の状態を、資産・負債およびその差額である純資産に分けて表した表。 期間の概念はなく、ある特定時点でのスナップショットである。
参考) - PLとBSの関係を図でイメージする
経常利益
営業利益が本業の利益を表すのに対し、本業以外の収益・損失を含めたものが経常利益。
経常利益 = 営業利益 + 営業外収益 - 営業外費用
ROE
自己資本比率。自己資産を使ってどれだけ利益を生んでいるか。 ROE(%)=当期純利益÷純資産(総資産-負債)×100
ROA
総資産利益率。総資産を使って利益を生む効率を表す。経営の効率の良さを表す。 5%を超えると優良企業といわれている。 ROA(%)=当期純利益÷総資産×100
売上高利益率×資産回転率と分解することも出来る。